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プレコの成る木

飼育中のプレコ

“何年か前、確かに見たのです。立派なウルスカがこれでもかと実った流木を…”

プレコ飼育の面白さ

ナマズの仲間は隠れるのが大好きなので、大枚はたいて導入したレア個体でも一瞬で行方不明…なんてことがよくありますよね。導入2日目には流木飼育者となり、1週間後には生存確認が必要になる。あるあるです。

ところが、コリドラスたちはそんなナマズの中にあって、なんともチャーミングな仕草を1日中見せてくれます。可愛い子達だ。少し数が減ってしまい寂しくなってきたのでいよいよコリドラスの方も新たに迎えようかとかも考えています。んーそうなるとまた脳内大会議が必要だ。

ではプレコはどうかというと、残念ながら隠れてしまう系ですね。流木をゴロゴロと入れたらもう次の日からは流木と糞の飼育が始まります。

ただ彼らは流木奥深くに消えるというよりは、流木にくっ付いていることが多いので、発見した時はなんかこう木に付いているセミを見つけた時の感覚と言うか、木の隙間のクワガタを見つけた時の嬉しさと言うか、そういう楽しみがあって面白いですよね。

 

ロイヤルプレコ、royalpleco、 watermelonpleco

そう、木に付いてるセミを…

我が家の水槽はというと、よく見るプレコ水槽とは違い、流木はかなり少なめにしてあります。1つです。(少なっ!)

大型流木を買おうかと思ったのですが「家にあるもので何とかしなさい」精神が働き、いくつかの流木を合体させて大型流木としました。まぁこれにも一応お財布以外の理由がありまして、糞の掃除がしやすいようにと思ったんですよね。

また今度記事にしようと思いますが、20cmのロイヤルが生み出す糞の量は本当にすごいですね。これはもし流木の森にするとしたら水流とかフィッシュレットとかいろんな作戦が必要になるなぁと。ベアタンク一択!?

ネットで見ると、やはりフィッシュレットを改造したり上部を1台糞取り専用にしていたりと、みなさん大型プレコ飼育にはそれ相応の設備を追加されてますね。我が家でも最初はエデニックシェルトV3をフィッシュレット代わりにしていましたが、ちょっと忙しくなると底床掃除はできてもそっちが追い付かなくなり、ダブルタップが無いとメンテナンス性も悪く撤去してしまいました。エデの容量だと一瞬で真っ茶色ですし。またそのうち糞取りのことを考えたいですね。

なんでまぁ流木は一つで、そこにみんなが集まって秘かに憧れていた「プレコの成る木」になったらいいなぁと思っていました。

結構前に巨大なウルスカがこれまた巨大な流木にわんさか成ってる画像を見たときはたまげましたね。あそこまでのレベルはもちろん憧れることすらNGでしょうけど、流木についてるプレコってなんか、いいですよねぇ。

 

プレコの縄張り

では実際にプレコがたくさん成る木ができたかと言うと、残念ながらみんなが集合することはありませんでした。

家にいるファイヤーコクリオドン、アーマード、ハーフスポットロイヤルはみんなバラバラの位置に落ち着いています。

まずコクリさんは、なんとハーフスポットを差し置いて中央の合体流木に常駐しています。

 

コクリオドン、ファイヤーコクリオドン、cochliodon

まぁ、一番古株なんでね。写り暗いよ。

この子は導入時の60cm水槽にいた頃からよく流木を食べる子で、好きなんだろうなぁと思っていましたが、90にきても同じ流木に付いてますね。

ただ当時は流木を寝かせていたので、アーチ状の隙間に逆さになって貼り付いてることが多く観察しづらかったのですが、今はこうして縦になっているのがほとんどなので見やすくていいですね。

この状態は思い描いた「プレコの成る木」そのものなので、いつも水槽を見るのが楽しみなんですよね。「うわぁ~我が家の流木にコクリオドンが成ってる~♪」ってね。

その後アーマードを導入したら、最初こそアーマーさんも流木に付こうとしたのですが、見事にコクリさんに追い返されてましたね。やっぱりプレコ1匹に対して流木1本必要なんですかねぇ。んー

 

アーマードプレコ、Armoredpleco

そしてアーマーさんは…

コクリさんの洗礼を受けたアーマーさんはこの上部の吸水パイプが定位置です。もっと流木があったらそっちに付くのかなぁ。

そして今書いてて思いましたが、餌を入れた時の反応がアーマードがめっちゃ早いのって、普段流木をかじっていなくてかなりお腹が減っているから?とか考えられますね。コクリさんは餌を食べ始めるのが割と遅いのですが、それは普段から流木を食べていてお腹がまぁまぁ満ちてるから?

プレコの流木食についてはものすごいしっかり検証してる、というか調査してる方がいましたが、食べてから消化するまでの時間が早すぎるらしいので、流木からは大して栄養を取れておらず、むしろ流木に潜んでいる虫や藻なんかを目当てにしてる説がありましたね。(ガチで流木から栄養を取ってる方々はめちゃくちゃ消化に時間が掛かるらしい。)

1日中流木にくっついて食べ続けているコクリと、1日1回しっかりプレタブやキャットを食べるアーマードと、どちらがより早く成長するんですかねぇ。

 

ロイヤルプレコ、royalpleco、 watermelonpleco

最後はハーフスポットですが、この子の定位置は水槽右奥のエアーカーテンの中なんですよね。

時々最初の画像のように流木上部にいたり、またこの画像のように流木に垂れ下がったりと気まぐれではありますが、やはり基本ビビリな性格なのか観察者から一番隠れられる流木の裏側のエアーカーテンにいます。最近は左奥も気に入ってそうですが。

そしてフラ~っと流木に来たときは、住人のコクリさんは大慌てで逃げ出します。画像だと上の方の隙間に逃げているのがわかりますね。吸水パイプの方に行けばアーマードが慌てて逃げる。

完全にこの水槽のボスですね。でもやっぱりこの子だけが大きいためか、大きな争いが起きていないのがよかったです。なんとなくですが、みんなの食欲も上がってる気がしますし、コクリは餌を食べる時の色が揚がってる気もします。ファイヤー!

夢に見たプレコの成る木とまではいかないですが、なんとなし縄張りも決まってきてそれなりにいい感じのプレコ水槽になりつつあります。さてコリドラスの方をそろそろ…