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水槽リセット!-ミズダニ撲滅作戦-

2020年8月3日害虫関連, 飼育ノウハウ

本日はコリドラス本水槽(60cmレギュラー)のリセットの記事です。ミズダニ撲滅を目指して。

リセットの手順

本水槽は、過去に台風で避難した時に一度プチリセットをしていますが、徹底的にやるのは今回が初めてですね。

目的が「ミズダニ駆除」なので、入っている砂や石や流木、器具などは全て熱湯消毒かと。そして水草は炭酸水浴ですね。

コリドラスたちやボルネオプレコ、オトシンネグロなんかの体表にもしミズダニがくっ付いていたらもうどうしようもありませんが、一旦別水槽に全員移し、そこで数日様子を見て(もしダニが付いてたら離れてもらって?)そのあと本水槽に戻す予定。

そして飼育水に関しては、他が全てリセットされるので、ある程度は残したいかなと。

そこで問題になるのがミズダニの生態についてですね。

 

ミズダニは泳ぐのか?卵は?

僕が確認した範囲では、我が家に出たミズダニ(ミズノロダニ?水棲ササラダニ?)は底を這ったり何かにくっついたりはしますが、泳げはしないタイプでした。そして泳げはしないけれど、水面に出てしまえば浮くことができるようです。

ミズダニ、ミズノロダニ、ササラダニ

こいつです。1mmくらいでしょうか。

なので、底や流木などに接触しないように注意しながら中層の水を狙い、さらに家にある一番目の細かい網と目の細かいガーゼで濾せば、ミズダニが混入せず飼育水を抽出できると思ったのです。

水槽リセット、ミズダニ、対策

こんな感じ。そして今思いましたが、さらにプロホースではなくぎっしりろ材詰めたフィルターで抽出すればよかったですね。

まぁいずれにしても、もしミズダニの卵がものっそい小さくて浮遊するタイプのやつだったらこれでも無理ですね。ちょっとその辺り詳しい方に聞きたかったですが…まぁうん。

 

コリドラス避難水槽

本格的なリセットの場合は何に気をつけたらいいのかあやふやな所がありましたが、とりあえずリセットした水槽にすぐに魚を入れない方が良いだろうと思い、数日前から避難水槽を立ち上げていました。

コリドラス、隔離水槽

画像はすでにコリたちや本水槽の仲間たちを移した後ですね。

前に薬浴に使った30cm水槽です。別の生物が入っていましたが一時移動してもらい、砂やフィルターなど全て熱湯消毒をし、B-4+ジクラ+本水槽のガーゼ濾過水にて何日か前より回していました。

そして隠れ家もいるなと思い、例のウィローモスチャレンジに使用した流木を、ウィローモス全てひっぺがして熱湯消毒して入れました(笑)

ウィローモス、トリミング

あの長いチャレンジ全てが泡となる…

ウィローモスの隙間まで炭酸水が行き渡ると思わなかったので…

一応、この避難水槽はミズダニが混入していないはずですが、生体にくっ付いていたり、卵が浮遊性だった場合も考えて注意は払っていました。

 

水草の炭酸水浴

リセットにあたり、熱湯消毒できないのがこの水草たち。

ミズダニ、炭酸水浴

我が家の全水槽の全水草です。少なっw

一番多いミクロソリウム、そしてウィローモス、以前やっていた水草水槽の名残りのキューバパールグラス、ぐらいですね。過去にコリドラス農場に植えていたタイガーロータス・グリーンは別水槽で溶けてしましました。アマゾンチドメグサは今も別水槽で水上葉が結構茂っていますが。

流木活着系の水草は、まだアルボリさんが生きていた頃に一度流木ごと炭酸水浴をしたのですが、効果はいまいちな気もして、やるなら一度全て剥がしてからだなと思っていました。

上の画像のように小さめのプラケに入れて、重石を乗せ、全ての葉が炭酸水に浸かるようにしたかったのです。量も少なく済むし。

しっかり浸かるくらい入れ、全ての葉っぱからシュワシュワと泡が出て「さらばミズダニたちよ…」と思いながら5時間くらい?そのままに。

ミズダニ、炭酸水浴

そして、底の方に溜まった水草の残りカスの中にミズダニの死骸があるのかないのか一応チェック。

 

ミズダニ、炭酸水浴

見ていた感じだとかなりしっかり炭酸水が満遍なく行き渡り、もうどこもかしこもシュワっていたのでまぁみんなお亡くなりになっているだろうと思いながら…

 

ミズダニ、炭酸水浴

思いながら…

 

ミズダニ、炭酸水浴

脚めっちゃ動いてるー!!w

“全水槽の水草は現時刻を持って破棄、監視対象物をミズダニと識別する”

いやマジか。ミズダニってこんなに強いのか~ 前に行った実験では、炭酸水浴は多少耐えながらもしばらくしたら動かなくなったのに・・・

ただ、死骸も結構あったので、プラケのどこかしらに炭酸水の及ばない所があったのでしょう。

そしてもうそうなるとこれらの水草は全てパターン青と識別しつつ、どうしてもというやつは精神汚染を考慮して厳重に隔離するしかないでしょう。

キューバパールグラス、水上化、水上葉

と、いうことでミクロソリウムは全て捨て、ウィローモスは追加の炭酸水浴をして瓶に隔離、キューバパールグラスは水上で一度繁栄してもらうことにしました。このソイルも熱湯消毒済ですが、キューバパールに多少なりミズダニがいた場合は混入の可能性も否定できないので使用する際は注意したいですね。

  

水草以外は熱湯消毒

さて、波乱の水草炭酸水浴を終えましたが、あとは気楽なもんです。熱湯で一撃ですからね。

何度か試してみて、別にケトルで沸騰させたお湯でなくとも、水道から出る一番熱いお湯で瞬殺でした。楽でよかった~ 津軽プレミアム、流木、石たち、そしてフィルターやホース類なども全て熱湯ドボン。

さらに水槽も、全ての面に熱湯をかけ流しながら洗い、またフィルターに関しては外側から洗えない所にいる場合も考え、熱湯にてしばらく回して完全クリーンへ。

水槽リセット

何もいない水槽ってのもまた可能性に満ち溢れていていいもんですね。

さてここにダトニオとカショーロとプレコを…って待て待てい!コリ水槽だってんだよ!

こちらも避難水槽と同じくB-4+ジクラ+本水槽のガーゼ濾過水にてしばらく回してからコリ達を戻したいと思います。

ほんと、ミズダニの卵がどういう感じかに全てがかかっていますね… まぁまた発生したら「水中浮遊型卵」を疑ってもっと徹底的にやるしかないですね。

しかし、視点を変えてミズダニ側から考えると、この水槽にて巨大な大国を作り上げ、繁栄を極めていたところに突然「増えすぎたから」という理由で全て熱湯へって・・・人類もそういう感じで終わらないことを祈ります。