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セウシー突然死

2020年2月27日セウシー, 病気関連

本日は、このブログが始まって以来最も悲しい記事になります。最近仲間入りした我が家の華、セウシーが昨日急逝してしまいました。

朝は餌を与えず、しかし確認したときはなんともない様子で、帰宅後に餌をあげようと水槽を覗いたら中央で・・・

ちょっと状況が理解できず、これは現実ではないのではと思い言葉を失いましたが、残念ながらもう。

原因調査

本当に突然のことだったので、何が原因なのか、他のコリドラスたちは大丈夫なのか、そのことが心配で、セウシーを水槽から移し、みんなの様子を確認するも、みな何事も無く過ごしており、緊急の水質チェックを行いました。

 

アンモニア試験薬

まず一番怖かったのがアンモニア中毒。

水換えは1週間に1回1/3行い、その時に底床の掃除も。

餌は赤虫のターゲットフィーディングとひかりクレストのディスカスを1日置きにだったので、ここのところ水槽壁面に出る緑の苔も勢力を弱めており、水質は安定してきていると思い計測はしていなかった。案の定アンモニアは全く検出されていない。

 

亜硝酸試験薬

次に亜硝酸。こちらも問題なかった。この辺りの試験薬は、去年水草水槽をやっていた頃の名残り。

アンモニア、亜硝酸が出ていないのはいいけれど、次の硝酸塩は多少なり出ていないと濾過能力に疑いが出てくるなと緊張しながら見てみる。

硝酸塩試験紙

硝酸塩は25mg/ℓということで、少しはバクテリアが機能しているようで安心し、量も許容範囲だった。

また、台風避難後のフィルターリセット以降、pHの方は気になって何回か計測していたが、その時はややアルカリよりの中性という感じだった。

避難前は中性~弱酸性辺りだったので変化しており、また弱酸性に戻したいとも思ったけれど、今回はソイルやパワーハウスの力ではなく、硝化菌による酸性化を気長に待とうと思い特に何もしていなかった。

硝化菌は亜硝酸などを硝酸塩に分解する際に、水質を酸性に傾けるという情報を得ていたので。

以前は水換え時にテトラPH/KHマイナスを入れていたけど、それもやめていた。なんか、これを入れ始めてから旧アルマートゥスの謎の水泡ができた?とか勝手に思ってしまって。関係ないだろうけど。

 

pH試験薬

一応pHも測定。案の定、中性~弱アルカリ性の間のような色だった。最近はこの辺りで安定しているとも言えるが…

とりあえず水質は魚たちが生きていくうえで最悪な状況ではないとわかった。が、念のため水換えとB-4バクテリアを添加。

そして亡くなったセウシーの方を見ると、見た目は特に変わりないと思っていたけれど、胸ビレの付け根に赤い点があり、ここで「エロモナスか…?」と疑い始めた。

ネットでエロモナスを調べると、やはりコリドラスは罹りやすいようで、水質の悪化以外にもストレスによって発症する場合もあるとのことだった。

病気の仮定

またコリドラスの場合は腹部に鬱血が見られる画像もあり、その時にあることを思い出す。

数日前に「変わらない可愛さのトカンチーニョ」という記事内で、赤虫を食べてお腹がほんのり赤くなったという内容を書いたけど、もしかしてあれは赤虫ではなくエロモナスだったのか?という疑問。

とりあえずその日はトカンチーニョのお腹は白く、本日早速「赤虫によってお腹が赤くなることがあるのか」ということを検証した。

赤虫、お腹、赤くなる
赤虫、お腹、赤くなる

上2枚は赤虫を与える前。その時の記事ではこちら側のお腹が赤くなっていたが、今はそうは見受けられない。

  

赤虫、お腹、赤くなる

赤虫を与えた直後。なんと、ほんのり赤くなったのだ。

正直、赤虫を食べてお腹が赤くなることは稚魚でない限りないのではないかと思い始めていたので、安堵した。

ショートノーズトカンチーニョ

こちらはその記事の時の画像。ほぼ同じ箇所が赤くなっているので、これはエロモナスの症状によるものではないと断定された。ただ、赤虫を食べてお腹が赤く色付くのはトカンチーニョくらいしか見受けられないのも謎。

そして、現段階で他のコリドラスは兆候が見られないのに、なぜ突然セウシーだけという疑問・・・

というかセウシーも赤くなってから亡くなったのか、亡くなってから赤い点が出たのかはわからないが。

 

いろいろ調べていて思ったのは「ストレス」が原因で発症したのではないかということ。

フィルターをリセットしたことや水質変化のストレスは、恐らくそこまで問題になっていないと思う。けれど、避難の前後で大きく変わったことがひとつある。それは、ターゲットフィーディング。ピンセットで赤虫を直接1匹ずつあげ始めたこと。

リセット直後のフィルターへの負担を軽くするため、あるいは全員がちゃんと餌を食べてるかを確認するために行っていた直接給餌だけど、セウシーとアークアトゥスは警戒心が強く、そっとではあるがピンセットを近づけると逃げられることも多かった。

そのことをもっと考えればよかったと、今になって思う。セウシーは図鑑にも「振動に敏感な一面がある」と書いてあったので、繊細な部類に入るんだと思う。

アエネウスなんかがピンセット=餌だと覚えて警戒どころか近寄ってくるようになっていたことが嬉しく、きっと全員そういう感じになって交流できるのだろうと思っていたが、そこはアエネウスだからできたんだなと。ブリードしやすさとこの慣れやすさは無関係ではないだろうな。

この水槽はアエネウスを含めて全員「ワイルド個体」であるということを忘れて交流のことばかり考えていた。

また加えて、セウシーは1匹だけ「セミロングノーズ」であるということも、ストレスを与える原因になったんじゃないかと思う。

トリメン水槽から本水槽に移したとき、セウシーは寂しさからか、他のコリドラスたちに執拗にくっつき、うざがられたという過去がある。それは数日で落ち着いたけど、多分そのあと、自分の仲間がいないという感覚があったのかもしれない。アエネウスやなんかと一緒に泳いでる時もあったので考えすぎかもしれないが。

こういう経験をすると、コリドラスの性格上、1匹ずつコレクション的に飼育するのではなく、ある程度の群れで飼育した方が長生きするだろうと思った。ただそうなると、個体の識別は難しくなり、テトラの群れを飼う感覚に近くなりそうだ・・・3匹ずつとかなら判別できるか…

また種類もそうだけど、やはりサイズやショート、セミロング、ロングとそれぞれ統一して飼育していこうと思った。なので、プルケールやロブ、憧れまくっているスーパーアークも、可哀そうな結末になってしまうのなら諦めた方がよさそうだと今は思う。まだまだ素人の内は。

まずは今いる子たちをしっかり飼育できるかどうか、それすらも危ないと思った・・・

セウシー

文章ばかり長くなってしまいましたが、やはり、ヒレの発色など綺麗に出てきた矢先にこれはキツイ。なかなか前に出てこなかったけど、めっちゃ気に入っていたので・・・ごめんセウシー(;_;)

一応の結論

今回の突然死の一番濃厚な仮説は「ストレスによりエロモナスがエラに感染した」だと思います。今後、コリたちの観察をしっかりと行っていきたいです。

悲しい出来事でしたが、今後コリドラスの飼育を考えている方の役に立てば幸いです。

ターゲットフィーディングはやめてモグモグバスケットに戻し、しばらくは現状維持を頑張ります。